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デンマークの人気北欧ミステリー映画シリーズ第1作目「特捜部Q 檻の中の女」を見た感想!

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北欧といえば、北欧ミステリーということで見始めた「特捜部Q」シリーズ。今回は、シリーズの第1作目「特捜部Q 檻の中の女」を紹介します。 

 

「特捜部Q」シリーズは、デンマーク発の人気ミステリー小説が原作の映像作品。現時点で、4作品が映画化されている人気ミステリー映画シリーズです。ベストセラーの北欧ミステリー小説を映画化して面白くないわけがない...!!よくできたストーリーに、ガンガン引き込まれていきました。

 

未解決事件の書類整理をする特捜部Qといういわゆる左遷部署に回されてしまった敏腕刑事のカールと、謎の助手のアサドがタックを組んで、未解決事件の真相に挑むというストーリー。危険を顧みず、半ば強引に進めてしまうカールと対照的なアサドが、意外に絶妙なバランス。なるほど、確かにこれは、世界がハマるわけもわかるなと感じました。

 

「特捜部Q 檻の中の女」で取り扱われる事件自体は、身も凍るほどのストーリーで、冷や汗かきながら見ていました…。一部シーンの描写は、ちょっと飛ばしたくなる部分もあるかも。(私は、怖い&グロイ描写は非常に苦手なので…。)

 

人気ミステリーのシリーズ第1作目「特捜部Q 檻の中の女」を紹介します!

 

【目次】

 

 

 

作品紹介

 

「特捜部Q 檻の中の女」(原題:The Keeper of Lost Causes)

制作:2013年

時間:97分

音声:デンマーク語

字幕:日本語

原作:特捜部Q 檻の中の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

 

 

 

 

あらすじ

 

とある事件の捜査中に、大けがを負った敏腕刑事カールは、復職後、特捜部Qへの異動が決まった。調査終了後の未解決事件の書類整理を行う特捜部Qには、同じく特捜部Qに異動してきたアサドの姿が。突如、タッグを組むことになった2人だが、早速、5年前にフェリーから投身自殺したとされる女性の事件についての書類整理を開始。自ら事件現場に赴き、事件と資料を精査していくうちに、カールとアサドは、事件の矛盾を発見していく…。

 

 

 

登場人物

 

登場人物を紹介します!

 

カール

敏腕刑事だが、頑固で危険を顧みない節がある。とある事件の捜査中、援護を待たずに突入した家で、犯人と鉢合わせし、部下の1人を失い、カール自身も手のしびれが残る重傷を負った。この事件以降、殺人課から書類整理を行う特捜部Qへの異動を命じられる。

 

アサド

シリア系デンマーク人。カールの助手として特捜部Qへ異動してきた。カールから「特捜部Qは、お荷物部署だから、前の部署に戻った方がいい。」と言われるも、「前はスタンプを押すだけだったから、今の方がずっといい。」と言いのけてしまう。イスラーム教を深く信仰している。カールにコーヒーを入れるも、毎回濃すぎると言われてしまう。おおらかなキャラクターだが、謎が多い人物。

 

ミレーデ・ルンゴー

5年前に、行方不明になった若手議員。失踪当時、議員として世間から注目を集める存在であった。フェリーから投身自殺をしたと思われていた。

 

ウフェ

ミレーデの弟。幼い頃にミレーデとともに交通事故に合う。何とか命はとりとめたものの、脳に障害が残ってしまった。

 

脳に障害を持ち、姉を失った悲しみを抱える弟という難しい役どころを演じ切ったのは、デンマークの俳優Mikkel Følsgaard。彼は、日本の動画配信サービスでも視聴可能なデンマーク作品に多数出演していますね。

 

例えば、弊ブログでも紹介した映画「ヒトラーの忘れもの」やNetflixオリジナル作品「ザ・レイン」などが代表作ですね。

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マニアックな話にはなるけど、この作品には、とある役の子供時代をLucas Lynggaard Tonnesenという俳優が演じています。実は、2018年より配信開始したNetflixオリジナルのデンマーク作品「ザ・レイン」でLucas Lynggaard Tonnesenが主演、Mikkel Følsgaardが準主演で共演しているんですよね。

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「特捜部Q」に出演しているLucas Lynggaard Tonnesenは、まだまだ幼いのですが、「ザ・レイン」出演までのたった5~6年でここまで成長しちゃうのか…というのが驚いた。将来この2人がバチバチにNetflixの人気シリーズで共演するなんて、誰が想像したでしょう。すごい巡り合わせだ。

 

 

感想

 

人気の北欧ミステリー小説が原作のストーリー

 

派手なシーンは一切なし。変に家族愛とかヒーロー気取りの刑事も出てこないため、ジェットコースターに乗っているような気分になる映画ではなく、淡々と重々しくひたすら事件の真相に迫っていくような映画でした。人気の北欧ミステリー小説が原作な作品だけあって、グイグイと引き込まれるように物語が展開していくのが見所。90分程度で作品が完結するので、普段ミステリー映画を見ないような人にも消化しやすい上に、ミステリー映画好きの方も満足できる内容なのではないかな~と思いました。ただ、取り扱われる事件そのものは、非常にえげつないというかじっとり恐ろしく、少し描写が苦手な方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

カールとアサドの特捜部Qが面白い

 

敏腕刑事で事件に関して熱心すぎるが、どことなく不器用なカールと、カールにはない穏やかさで彼をサポートするアサドの組み合わせが、意外なまでに心地よい。続きの作品を見たくなるのも、2人のナイスバディ感にあるなと思う。とはいえ、ナイスバディが繰り広げるミステリーモノはたくさんあると思うが、カールとアサドに関しては、既視感がないバディであるため、観客を魅了するのだと感じる。本作は、大笑いできるようなシーンはないのだけれど、アサドがカールにコーヒーを入れるシーンのやり取りは、印象的。アサドのコーヒー飲んでみたいなと思う観客も多いはず。

 

 

まとめ

 

Amazonプライムビデオの見放題作品が「特捜部Q」シリーズの第3作目「特捜部Q Pからのメッセージ」しかなかったという理由から、第3作目から見始めたわけですが、やっぱりシリーズは、1作目から見ないといけませんね…(当たり前)。

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3作目は3作目で非常に面白い作品でしたが、カールとアサドの出会いのシーンなど見るべきシーンが多く、1作目も無事に見ることができて、よかったです。

 

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