最終シーズン(シーズン3)の配信が始まるデンマーク発のNetflixオリジナル作品「ザ・レイン」シーズン2完走しました!
舞台は、謎の致死ウィルスを含んだ大雨によって、ほぼ絶滅状態になった北欧。大雨から逃げ切ったデンマーク人姉弟の物語。未知のウィルスから逃れるサバイバル系の要素から、人間ドラマもあって、見所たくさんのNetflix人気オリジナル作品です。
@TheRainNetflix THE FINAL SEASON #2020 pic.twitter.com/KXoM74Dp76
— Lucas Lynggaard Tønnesen (@Lucashewnut) 2019年6月19日
最終シーズンに間に合うために、7月から少しずつ見ていった作品。とうとう、最終シーズン配信か…。正直、シーズン2が悲しすぎる展開で、最後の方、号泣でした。誰も救われないストーリーすぎて、切なすぎのシーズン2。でもシーズン2の最後は、「なにいい~~??」と叫びたくなるようなシーンもあって、シーズン3への希望も見いだせるような雰囲気も…。シーズン1を見ていたときは、このようなストーリー展開になるなんて全く思っていなかったけど、シーズン3でどのようにラストを迎えさせるのか、めちゃめちゃ気になっています。意外だったけど、結構凝ったストーリーです。
ここから先は、シーズン1のネタバレが含まれるので、「ザ・レイン」をシーズン1からネタバレなしで見たい人は、まずは、こちらの記事をご覧ください!
シーズン1のネタバレありで、「ザ・レイン」シーズン2を紹介します!
【目次】
作品紹介
「ザ・レイン」(原題:The rain)
Netflixオリジナル作品 シーズン2
制作:2019年
時間:1話約40分程度(全6話 エピソードによって37分~48分と異なる。)
音声:デンマーク語(英語、ポルトガル語も選択可能)
字幕:日本語(デンマーク語、英語、ポルトガル語、韓国語も選択可能)
あらすじ
触れるだけで死をもたらすウィルスを含んだ大雨に見舞われ、ほぼ絶滅状態となった北欧。そこで何とか生き残った姉のシモーンと弟のラスムス。ウィルスに関する手がかりを知る父親を探す旅に出た一向は、ウィルス、父親、ラスムスについて、信じがたい事実を知ることに。本当の事実を目の当たりにした一向は、この事態を止めるため、ワクチン開発をしている科学者の元へ向かうも…。
登場人物
シモーンとラスムス、シーズン2から大活躍の登場人物を紹介!
シーズン1からの主要キャストについては、ここでは割愛します。気になる人は、こちらの記事を参照してください。
シモーン
ラスムスの姉。ラスムスが、ウィルスの感染源と知り、その秘密を抱えながら、必死に弟を守り抜く。ラスムスに関する父親からの遺言によって、頭を悩ませる。行動を共にするグループのリーダー、マーティンとは恋仲となる。
シモーン役のAlba Augustも毎シーズン通して大好きな女優さん。弟を守り抜こうとする強いお姉さんの姿から、1人の大人の女性としての姿も完璧に演じ切っている。
Alba Augustは、「長くつ下のピッピ」などを生み出した作家、アストリッド・リンドグレーンの生涯を描いた「リンドグレーン」でも主役を演じた注目の若手女優。
ラスムス
幼いころに、父親が身体にある実験を施したことで、体内にウィルスが共存している少年。ウィルスに対する自己免疫を持っており、ワクチン開発に対する希望の星でもあるが、ラスムス自身が感染源になりウィルスを拡散させる恐れも…。
ラスムス役のLucas Lynggaard Tønnesenが儚く美しく最高という話は、前回もお話した通り。感情的に不安定だったり、でもその奥に強さも秘めているラスムス役にLucas Lynggaard Tønnesenはピッタリすぎるキャスティングだったとシーズン2見て改めて感じます。
— Lucas Lynggaard Tønnesen (@Lucashewnut) 2020年8月4日
デンマーク内に、自分の顔が描かれた大きな広告が作られている様子…!わざわざ見に訪れたみたい…!
サラ
生まれつき免疫系の病気を患っており、日ごろから病気がち。感染を防ぐため、外に出ない生活を続けていた。ウィルスに苦しむラスムスに自身の悩みを重ね、ラスムスに惹かれていく。
サラ役のClara Rosagerもナイスキャスティングでした。
フィー
ウィルスのワクチン開発の科学者。
キラ
アポロン社の護衛。逃げるラスムス一向を追い、手段を厭わない。しかし、キラ自身、何か思惑があるようで…。
シーズン2出演者のインタビュー動画貼っておきます。(Netflix Nordicは、俳優たちを引き連れるのはいいけど、謎のインタビュー動画企画が多すぎ...ちなみにRoskilde Festivalってデンマークで行われる北欧最大の音楽フェスのことらしいですわ...)
感想
シーズン2はそれぞれのカップルの動きに注目
シーズン2では、マーティン×シモーン、ジャン×リア、ラスムス×サラが繰り広げるカップルのストーリーが見所。それぞれが愛をはぐくみ、時に衝突するのだが、それぞれのカップルによるエピソードが多いシーズンだと感じた。それにしても、未知のウィルスや敵に追われているという極限状況の中の恋愛は、非常に困難を伴う…。「みんな幸せにしてあげて~~~」と視聴者ながらに叫んでしまったが、残念ながら、Netflix制作側は私の願いを聞いてはくれないようだ。
危機が迫り、自分の大切な人を守ろうとするとき、昨日まで仲間だと思っていた人が敵にすら思えてしまうことだってある。逆もしかり。そんな状況の中で、本当の愛と向き合うということは、どういうことなのかを改めて考えさせられたシーズン2だったように思います。とにかく、ジャンとリアのストーリーは、泣けました…。
ラスムスとウィルスの関係…ラスムスは人類の希望になるのか?
シーズン1のラストでは、ラスムスが体内にウィルスを保持したまま共存できる特殊体質の持ち主で、自己免疫を持ち合わせている反面、ウィルスの感染源にすらなりえるという衝撃の事実を私たちは知ることになります。ラスムスは、自身が持つ特殊な能力を認知し始めるのですが、シーズン2を通じて、ラスムスとウィルスの関係性に関しては、謎の部分が多いです。ラスムスが人類の生きる希望となるのか、否か…。シーズン3まで持ち越し案件となりそうです。
シーズン1では、純粋すぎるが故に、行動が幼すぎるラスムスに、少々苛立ちを覚える視聴者の方もいらっしゃったかもしれません。しかし、シーズン2の序盤を見ていると、どうやら感情のコントロールが、ウィルスとの共存の鍵となることがわかるため、ラスムスの不安定な性格は、この物語には、必要不可欠な要素なのかも…と思うようにもなりました。とはいえ、一連の事件や出来事を通じて、少し成長したラスムスも垣間見れるシーンもあります。親戚のおばちゃん気分でラスムスの成長を見ています…!
シーズン1で突然死してしまったベアトリス。死因は、ウィルスを含んだ雨によるものばかり思っていたけど、実はそうではなく、ラスムスが原因だったのかも…と思うシーズン2。サラとの関係においても、衝撃的な展開が待っていて、シーズン3がどうなるのか本当に検討がつかない!!!
まとめ
「何卒、みんなが幸せなエンディングを…。」をNetflixに懇願したくなるシーズン2のラスト。正直、Netflixはどのように話を終わらせたいのか、先が読めなくて、早く続きが見たい管理人です。このドラマは、ウィルスと人類の戦いの構図に物語が進んでいるように一見感じるけど、大筋は、シモーンとラスムスの姉弟の物語なのだと思います。どのように話が転がったとしても、最後にこの物語を終わらせるのは、シモーンかラスムスなのだろう…という予想。You can't survive alone というシーズン3の広告が、ちょっとざわざわする文面なのは、私の深読みかもしれません。最終シーズン楽しみですね!皆さん、準備はいいですか?
シーズン3の感想は、こちらでまとめています。
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