スウェーデンのテレビドラマ「The case」をNetflixで視聴しました。はじめの展開的に、ミステリー色強めなのかと思いきや、バリバリのコメディー路線の刑事モノです。
ストーリーやキャラ設定自体、ツッコミどころ満載すぎるのですが、それが結構面白くて、気づいたら見切ってしまった不思議なドラマでした。1話が約30分と見やすいので、結構テンポよく見ることができるのもよかった。
最近、社会派な映画や胸にグサッと刺さるような映画ばかり見ていたので、これぐらい軽い感じの作品もいいなと思ってしまいました。
とにかく登場人物全員のクセが強い…。どこツッコんだらいいかわからないぐらい個性的なキャラクターたちが続々登場するおかげで、非常にぶっ飛んだ作品になっていました。冷静に考えると、実際の警官がドラマのようだったら普通に嫌だけど、これはコメディドラマすぎるので、そんなこと見ていて、あまり気にならない。気軽にサクサクと面白い刑事モノを見たい人にはおすすめかな。
超個性派警官たちが謎を解決するために奮闘するコメディーミステリー!意外に好きでした!
【目次】
作品紹介
「The case」(原題:fallet)
スウェーデンテレビドラマ
時間:1話約30分(全8話)
公開:2017年
音声:スウェーデン語・英語
字幕:日本語(ポルトガル語、中国語、英語、韓国語も選択可能)
分類:刑事ドラマ&コメディドラマ
あらすじ
気が強いスウェーデン人の女刑事と常に自信なさげでへっぽこイギリス人の男刑事というデコボコ刑事がコンビを組んで、スウェーデンで起きた連続殺人事件を調査することに…。
公式的な予告編見つけられませんでした!ごめんなさい!
登場人物
トム
イギリス人の警察官。いつも失敗ばかりで、事件を解決できずにいる。見かねた上司が、トムをスウェーデンで起きたイギリス人殺害事件の調査をするように調整する(要するにスウェーデンへ左遷)。若いころは、イギリスでバーテンダーをしていた。
ソフィー
スウェーデン人の警察官。無鉄砲で気が強く、事件を無茶して解決しようとしてしまう。上司の命令に従わなかったため、スウェーデンの田舎で起こった事件の担当へ左遷させられる。
クラース
ノールバッカの警察署長。30年ほど、ノールバッカ警察署で勤務している。
ビル
ノールバッカの警察署で働いている。クラースの息子で、父に融通を聞かせてもらって、勤務している。警察官ではないため、銃を持ち歩くことはできない。少し抜けているところがあり、余計なトラブルを巻き起こす。
ソーニャ
フィンランド人の科学捜査官。会話が独特。フィンランド語で「フィンランドだったら(スウェーデンと違って)○○なのに…」という話をする。
感想
ハチャメチャすぎる登場人物
とにかくこの物語は、登場人物がハチャメチャで面白い。ツッコミどころ満載だけど、とにかくキャラクターたちがぶっ飛びすぎて、最後の方は、ただのコメディーだったよ。
警察署長のクラースと息子のビルが、特にぬけているキャラクター。親子共々、事件を追っている記者たちにまんまと騙されて情報を外部に漏らして、いろいろヘマしちゃう。現実社会で、こんなこと警察がしていたら、それこそ問題だけど、このドラマの中では問題なし。まぬけなクラースもビルもなんだか憎めないキャラクターなんだよな。
トムとソフィーのコンビもデコボコなのに、なんだかいいチーム。2人それぞれ左遷されて、出会ったわけだが、コンビネーションがばっちりなの。トムとソフィーのやり取りもこのドラマの見所だと思う。性格や事件へのアプローチの仕方にしても全く価値観が異なる2人が、どうやって事件の真相へ近づいていくか毎回楽しみになること間違いなし。
ストーリーもぶっ飛んでいて面白い
めちゃくちゃなのは、登場人物だけではない。1話30分以内に収まるドラマなのに、個性的キャラクターが色々とやらかしてしまうので、起きなくてもよい事件まで起きてしまう。非常に内容盛りだくさんのあわただしいドラマなのだ。
特に、最後の2話は、ツッコミどころ満載。おいおい…待って?!?!急すぎてついていけない…と想像を絶するストーリー展開にかなり動揺しました。
たぶん、誰も想像していないことが最後におきます。
若干、ストーリー展開が雑なところはあるけれど、2周して見てみると、意外に伏線が張られていることも、正直どうでもいいこともたくさん起こっていたこともわかる。制作側は、シーズン化するつもりで制作したのかもしれないなってぐらい伏線というか説明しきれてない部分も多いような気がします。トムとソフィーの続き、正直見たすぎ。
まとめ
ハチャメチャで、情報量てんこ盛りのコメディー刑事ドラマ!正直あまり期待はしてなかったけど、予想外に面白くって、意外に好きだった作品です。頭空っぽにして見れるので、隙間時間に見てくださいね~!
ほかにもおすすめのスウェーデン映画が、たくさんあるので、こちらもぜひ!