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まさか私も鬼滅の刃にハマる!?すでに3回も劇場版を観に行って沼落ちした話

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映画・ミュージカル・音楽と、カルチャー分野は、国内外問わず、幅広く沼に使ってきた私ですが、これまで、日本のアニメやマンガといったジャンルの作品には、あまりハマってきませんでした。ハマるどころか、ほとんど見ていません。しかし、そんな私も「鬼滅の刃」一気に沼落ちしてしまいました。

 

10月より劇場版が公開され、その話題性につられて、動画配信サービスにて「鬼滅の刃」のTVアニメ作品を一気見したのが、全ての始まり。その映像の美しさと壮大さ、個性的なキャラクターが生み出す動静のバランスが絶妙なストーリーと演出の虜になってしまいました。

 

現時点で配信されているTVアニメのラストは、そのまま劇場版へ進む展開になっているため、有無を言わさず、映画を観ること。しかし、映画を観る前に色々と作品についてリサーチしているうちに、私としたことが、原作のマンガの方も非常に気になってしまったんですね。気づいたときには、今出ている単行本の「鬼滅の刃」のマンガ、全部購入していました。12月に最終巻が発売されるので、最終話がどうなるのかは知りませんが、最終巻前までに収録されているエピソードは、全て熟読。「やっぱり、原作もすげーーー!!」興奮が冷めやらぬうちに、そのまま劇場へ。気づけば、すでに3回も鑑賞していました。

 

TVアニメも一気見、マンガも大人買い、映画3回鑑賞…「気づいたら…」というフレーズ多用だけど、一体どないなっとんねん。

 

私が「鬼滅の刃」に触れだしたのは、劇場版が公開された後から。つまり、この約1か月の間で、蚊帳の外にいた非アニメ・マンガ界隈の私を、一気にその沼に引きずり込もうとしている「鬼滅の刃」。本当に恐ろしいな。でも、私みたいな人が、たくさんいるからこそ、これほどの社会現象にまでなっているんだと思う。

 

にわかファンにも程があるけど、にわかファンなりの映画感想です。

 

映画感想には、物語のネタバレが多く含まれます。ネタバレしたくない人は、ここから先の映画感想は、絶対に読まないでください。

 

 

劇場版「鬼滅の刃 」無限列車編は、6月16日にDVD&Blu-rayの発売が決定したよ!!おうちでも、無限列車の感動を味わおう~~~~!!!

 

 

【目次】

 

 

劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」鑑賞レポ

 

鑑賞(1回目)

 

久しぶりの映画館で胸が高鳴る。1回目にして、上映後に劇場版に出演する声優陣たちが舞台挨拶をするというイベント付きの回で参戦。舞台挨拶は、全国に生中継される全国型の回での参加であったので、チケット自体は、プレミアってほど激戦でもなかったが、大きな劇場が、満席になっていた。大きなスクリーンを有する映画館の劇場の端から端まで人でいっぱいって初めての経験かも…まるで、宝塚や劇団四季の人気ミュージカル作品を観に来ているみたい~~という感じ。

 

始まって早々、鳥肌が立った。まず、サウンドが劇場版という感じで、アニメ版より壮大。アニメ版でもよく聞こえる「鬼滅の刃」特有の大正レトロで現代ロックを交えたようなサウンド感だけでなく、ジャズピアノの即興曲のような曲から、シンフォニックで雄大なサントラ、そして後半のバリバリロックな音楽まで、もう多岐にわたる。そのサウンドが、要所要所適確に、使用されており、演出を盛り上げているのは、一目瞭然だった。サントラだけでも、泣けたシーンあったよな???

 

スゴイのは、音楽だけでない。映像や演出がマジで美しすぎ~~~~~!!!全ての戦闘シーンは、震えた…。特に、冒頭の煉獄さんの列車内の戦闘シーンは、かっこよすぎて、度肝を抜かれた。アニメのキャラクターが、こんなにかっこいいとか思う自分がいるなんて、正直信じられなかった。でも、これは紛れもない事実なんだ。

 

マンガの戦闘シーンも迫力あったけど、アニメーションにすることで実現した臨場感・色彩感・立体感・圧倒感…。おうちのテレビで見ていたTVアニメ版も十分すごかったけど、劇場版は、それをはるかに上回る。

 

ド迫力の戦闘シーンばかりが続くわけではない。ゆっくり静かに進むシーンも多くあるが、その中で、非常に感動的なシーンがたくさん盛り込まれている。ちょうど、10~15分間隔で、激しいシーンとゆっくりのシーンが入れ替わるため、映画全体を通じてのメリハリの良さが、絶妙。間延びすることは一切ない。

 

マンガを読んで、劇場版のストーリーと今後の展開を知っているのにも関わらず、劇場版のラストは、衝撃のあまり震えと涙が止まらなかった。ラストというのは、上弦の参、猗窩座(あかざ)の登場からのシーンだ。

 


『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』公開中PV

 

劇場版公開当初のTwitterなどには、煉獄さんがやばい、猗窩座戦がとんでもなかった…など、煉獄さんや猗窩座に関する投稿が多く見受けられた。正直、その時は、マンガ読んでいなかったので、煉獄さんって、あのTVアニメ版の最後の方に出てきた柱?つうか、猗窩座って誰?みたいなテンションで、どうしてこうも世間が騒いでいるのかよくわからなった。でも、今ならよく分かる。猗窩座戦は、本当にやばい(語彙力不足…)

 

映像・音楽から声優の演技全てを含めた演出が、素晴らしすぎなのだ。猗窩座戦は、劇場版全体を見ると、最後のほんの一瞬なのに、それまでの戦いとかシーンの記憶が全てなかったことになるぐらい迫力があり、一番印象に残った。もちろん、それまでのシーンも全て素晴らしかったのに…だ…。なんていう映画だ…。とんでもないモノを観てしまった…。猗窩座戦で、圧倒され続けたまま、1回目が終了。何度も言うが、マンガを読んでストーリー知っているのにこの有り様だ…。

 

 

 

舞台挨拶

 

この日の舞台挨拶には、炭治郎役の花江夏樹さん、煉獄さん役の日野聡さん、猗窩座役の石田彰さんが登壇された。それぞれが、役に対する思いとか、演技に関することとか、アフレコ現場についての話とか、司会者から色々質問されて答えていく形式の舞台挨拶。

 

一番印象に残っているのが、猗窩座役の石田彰さんのお話だった。緊張されていらっしゃるのか、他の2人と違って、1人棒立ちで、しゃべる時は、片手をぶんぶん軽く振りながら喋るものなので、なんやこの人、見ているこっちがハラハラする喋り方やん…と思っていたのもつかの間、猗窩座という役に対する質問の回答を聞いて、マジで痺れた…。

 

詳しくは、まとめてくださっているネット記事でも書いてあるので、詳細を知りたい方は、そちらをご覧いただきたいのですが、要は、今後のストーリーで重要なキャラとなる猗窩座という役を、骨の髄まで理解しているからこそ放てる言葉で、石田さんなりの猗窩座の解釈が丁寧になされていたのだ。

 

映画館には、映画以降のストーリーの続きを知らない人(マンガを読んでいない)も大勢いるわけだから、マンガのネタバレは一切せず、しかし、それでいて、猗窩座という役どころを端的に表現する言葉選び。

 

そういえば、舞台挨拶前に見たAMEBATVの「鬼滅の刃」番組で、石田さん以外の主要キャストたちの座談会のときも、声優陣みんなが、石田さんをレジェンド扱いしていたけど、その理由がよくわかる舞台挨拶だった。(声優さん全般的によく知らなかったので、後で調べたら、石田さんって、超有名声優さんなんですね。無知のまま、舞台挨拶行ってごめんなさい…。)

 

そもそも日本のアニメもあまり見ないし、映画も絶対字幕派だったので、これまで、声優さんに全く興味なかったのだけれど、声優さんって、本当にすごいお仕事されているんだとこの時になって、ようやく実感できた。声優さんの演技力って凄まじいな…。そして、「鬼滅の刃」の声優陣のレベルの高さを痛感。舞台挨拶だけでも、お腹いっぱい・胸いっぱいになったわ。

 

◆ABEMA TIMESの舞台挨拶の記事◆

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』舞台挨拶で花江夏樹、日野聡、石田彰が初集結 観客動員数1000万人突破を報告&感謝(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース

 

 

 

鑑賞(2回目)

 

興奮が冷めることなく、また劇場に行きたくなったので、隙間時間に観に行くことに。公開から数週間経つが、あいかわらず、上映回数が多く、フラっと劇場に立ち寄っても、都合のいい枠で、上映がスタートするので、非常に有難い。

 

個人的には、映画を短期間のうちに何回も観に行くことは、珍しい。何回も観るなら、他の映画を観るという価値観を持っているのですが、「鬼滅の刃」に関しては、居ても立っても居られず、劇場へ向かってしまった。恐らく、私みたいな人多いからこその、記録的な観客動員数なんじゃないかなと思う。

 

2回目。劇場版の内容分かっているはずなのに、全然飽きない。むしろ、1回目よりも冷静に落ち着いて観ることができた。このとき、炭次郎は、こんな表情をしていたのかとか、煉獄さんは、こんな優しい言葉をかけていたのかとか、細かいところまで感動できるようになった。1回目は、色々に圧倒されすぎて、吸収しきれなかったことも、2回目なら吸収できる!

 

そして、舞台挨拶での言葉を胸に、猗窩座の登場シーンを見ると、猗窩座の演技力に痺れました…。正直、1回目に見たとき、猗窩座の一声が、想像していた声と違ったかな…なんて思った自分がいたが、マジでその時の自分をぶん殴りたい。2回目にして、石田さんの猗窩座の虜になっている自分がいた。

 

石田さんの猗窩座解釈の話を聞いた上で、もう一度、猗窩座戦を観ると、猗窩座の強さとそれに対峙するかのように、煉獄さんの人間としての強さが、より明確に感じられるようになった。煉獄さんの強さ・儚さ・尊さが際立って、2回目の方が、号泣した説ある。同じもの2回も観ているだけなのにな…なんてこった。

 

 

 

3回目(IMAXデビュー戦)

 

3回目は、なんとIMAXで観ることに。映像と音響が素晴らしい劇場版「鬼滅の刃」は、絶対にIMAXで観る価値がありそうだと感じたからだ。実は、生まれて初めてのIMAX。ワクワクとドキドキが止まらず、前日は遠足に行く気分になって、なかなか寝付けなかった。

 

正直、本編始まる前の予告編の時点から、IMAX凄すぎて、お腹いっぱいになってしまうレベルだった。「ワンダーウーマン」の予告編なんて、迫力ありすぎて、一気にアメリカの風を感じた。映画館に来たというより、まるでユニバのアトラクションに乗っているかのようだった。

 

そんなこんなで始まった3回目の無限列車編だが、IMAXマジで凄い。今まで見てきた2回スクリーンの数百倍の色彩力と音響で、観客を圧倒する。言葉にできないほどの美しさ。なんという技術力なのだ…IMAXは。そして、そのIMAXで「鬼滅の刃」を観るということ、これほど素晴らしい選択は他にあるだろうか…。

 

特に、戦闘シーンの迫力は尋常じゃない。IMAXでは、色がはっきりと繊細に表現されており、信じられないぐらい美しかった。初めて、炭次郎が劇中で水の呼吸の技を使うときなんて、こんなに美しい水の呼吸観たことない~~~と思ったほどだ。煉獄さんの炎の呼吸にしてもそうだ。IMAXで観るだけで、こんなに壮大で力強い炎の呼吸になるわけ…?にわかに信じがたかった。だって、同じシーンすでに2回も観ているのに…こんな風に思うんだから。

 

凄いのは、色だけではない。音響の効果が本当に凄い。正面からの圧力を感じるような音、上から降っているような音、下から突き上げるかのような音…。音を聞くだけではなく、他の何かさえ、音とともに感じるそんなことがIMAXでは可能。例えば、善逸の戦闘シーン、「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃」が出たシーンは、IMAXの劇場に雷が落ちたかと思ったぐらい迫力あったんだけど?マジで、あの時、雷落ちたよね?悪いことは言わないから、全国の善逸ファンの皆さんは、推しの活躍を是非IMAXで見届けてほしい。

 

迫力ある音だけがスゴイのではない。繊細に計算されつくされた音にも迫力がある。常に鳥肌立ちっぱなしだった。例えば、炭次郎が家族との夢を見ているシーンでは、自然の中で聞こえる鳥の声や、川のせせらぎなど、普通のスクリーンで観ていた時に、聞こえてこなかった繊細で多様な音が聞こえてきたのだ。2回も観たのに、これほどまでに様々な音を聞き逃していたという事実に驚きを隠せなかった。

 

1回目に観たときに感じたサウンドトラックの美しさが、IMAXで観たときは、さらに際立っていた。特に、シンフォニックな音楽が用いられているシーンは、まるでオーケストラのコンサートを聴きに来たみたいな気分にさえなってしまう…。そういえば、先日「鬼滅の奏」という「鬼滅の刃」のサントラをオーケストラで生演奏するコンサートが開催されていたな…。やっぱり、音楽に関しては、相当力入れているんだろうな…と感じた。

 

猗窩座戦の印象が強すぎて、猗窩座ばかりの話をしているが、魘夢戦もこの劇場版の大きな見所。というか、大方は、魘夢戦で構成されている。冷静に劇場版を観てみると、魘夢って、めちゃめちゃ強いし、結構きも怖い鬼なんだよなー。


『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』絶賛公開中!

 

魘夢戦は、立体的でアクロバティックな戦いが魅力的。猗窩座戦とは異なる魅力と迫力を有する。魘夢のグロさや強さは、IMAXの劇場で活きるということを感じた。映像がより立体的に迫力をもって観ることができるIMAXでみる魘夢戦は、今まで見てきた魘夢戦の中で最も迫力があり、手に汗握るそんな戦いだった。何度も言うが、ただただ同じものを3回見ただけなのに、なんでこんなに違うの~~~!!

 

今まで以上に、魘夢戦でお腹いっぱいになったIMAXなわけだけど、やっぱり猗窩座戦は、桁違いだった。猗窩座の血気術、破壊殺 羅針は、もはや美しいの領域。猗窩座と煉獄さんの戦い、何度も観ているのに、信じられないぐらいの迫力と新鮮さがあった。猗窩座戦で繰り広げられる戦いの色彩と音響の美しさ…圧巻だった。3度目なのに、今回がラスト一番泣いたかも…。ラストシーンで、炭次郎が「煉獄さーーん」と叫ぶ、その「れんごくさん」という言葉だけでも泣けたわ…マジで…。本当にとんでもない映画だ…。放心状態のまま、IMAXでの観劇が終了。自身のIMAXデビューを劇場版「鬼滅の刃」で飾ることができて、心からよかったと感じたそんな作品だった。

 

 

 

まとめ

 

長々と書いてしまったが、要するに「鬼滅の刃」は、何回観ても飽きないし、それぞれの回での面白さ・発見がある。もちろん、同じ映画を観ているだけなのだが、それでも、どんどんハマるのは、やっぱり原作のストーリーの良さに加えて、アニメーション作品としての完成度の高さにあると思う。

 

先日、Twitter上で話題になっていた月の満ち欠けや気象条件から、魘夢戦・猗窩座戦の日時を考察するという記事。非常に読みごたえがあった。真相のほどは、原作者にしか知りえないことではあるが、こういった緻密な計算が作品の中で散りばめられているのだろう。だからこそ、何回も観ても面白いんだろうなと、この記事を読んで腑に落ちた。

 

◆興味深い考察記事(Yahoo!ニュース)◆

「鬼滅の刃」無限列車編の死闘は大正5年11月19日の未明か 「月齢23」からの考察(森田正光) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

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本ページの情報は2021年5月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
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【今からでも大丈夫!鬼滅の刃のハマり方】

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