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ムーミンが、初めての冬を体験するフィンランドのアニメーション映画「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」を見た感想!

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フィンランドが誇る人気キャラクター、ムーミン。なんと、8月9日は、ムーミンの日!

 

世界中のムーミンファンが、ムーミンへの愛を語るそんな一日です。ムーミンの日ということなので、ムーミンの誕生日か何かかと思いきや、作者のトーベ・ヤンソンさんの誕生日が8月9日ということがその由来らしい。実は、ムーミンの誕生日は、どこにも言及されていないため、不明のようだ。

 

そんなムーミンの日に、ムーミンのアニメーション映画「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」を見ました。フェルト生地で作られたような人形で、キャラクターたちが描かれる独特な世界観が特徴のパペットアニメーション作品。従来のアニメーション作品の中で描かれるムーミンのイメージとは少し異なるムーミン一家を見ることができます。

 

舞台は、冬のムーミン谷。厳しい冬の間は、毎年冬眠するムーミン一家。だから、冬の間に起こっていることを全く知らないムーミンたち。そんなムーミン一家が、初めて体験する冬、そしてクリスマスを描いた心温まるアニメーション映画です。

 

 

【目次】 

 

 

作品紹介

 

ムーミン谷とウィンターワンダーランド(原題:MOOMINS and the WINTER WONDERLAND)

制作:2017年

時間:83分

音声:日本語(吹き替え版)

分類:アニメーション作品

原作:「ムーミン谷の冬」

フィンランド独立100周年記念作品

 

 

「ムーミン谷の冬」も含まれたムーミン童話のボックスもおすすめです!

 

 

 

あらすじ

 

youtu.be

ムーミン谷に訪れる厳しい冬。ムーミン一家は、毎年冬眠をしながら、冬を越していた。しかし、ひょんなことから、この冬は、冬眠せずに、外の世界へ飛び出だした!初めて過ごす冬に、驚きの連続のムーミン。一家は、初めてのクリスマスを過ごすことに。

 

 

感想

 

パペットアニメーションの世界観がどこか懐かしく、温かみのある作品

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この映画の特徴は、その映像手法!ムーミンたちは、フェルトなどで作られた人形で表現されており、どこかレトロで懐かしい印象。そういえば、子供のころ、NHKの子供番組などでこういった作風のアニメーション作品を見たことがあるなということを思い出しました。何となく懐かしい気分になる作品です。ただ、ミイやスナフキンといった人気キャラクターの人形が、それっぽいようでそれっぽくない人形だったりするのは、少し面白かったですね。

 

舞台は、ムーミン谷の厳しい冬だけあって、深く積もった雪景色が非常に美しく描かれているのが、印象的でした。雪や厳しい冬の寒さと対照的に描かれているのが、家の中の温かさや炎の温もり、誰かと一緒に楽しい時間を過ごす楽しさなどです。フェルトで描かれる作品の世界観が、冬の冷たさと温かさを見事に表現しているなと感心しました。おそらく、普通のアニメーションで同じことを表現したとしても、同じように感じることのできなかったと思います。パペットアニメーションで大正解の作品でした。

 

 

 

豪華な声優陣が作品を支える!

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日本語吹き替え版に出演している俳優陣が、非常に豪華なことで話題を呼んだ本作。ムーミン役には、女優の宮沢りえさん。ナレーション役には、神田沙也加さんが担当。人気女優たちが顔をそろえる。また、人気声優の森川智之さん、朴璐美さんも共演。なんと森川さんはスナフキン役を含め、1人で5役、朴さんにいたっては、ミイ役を含め、1人で13役もこなす。実は、ほとんど朴さんの吹き替えオンパレードのシーンも度々発生しているわけだが、正直、気がつかなかった自分がいます。1人で13人分の声を表現するって....声優さんってすごいな~っと、改めて実感しました。

 

また、映画冒頭に流れる英語版の主題歌は、サラ・オレインさんが歌う「Bring The Snow」。これが、めちゃめちゃ美しく、映画の中の銀世界とマッチしているのです!この曲のおかげで、一気に私たちをムーミン谷へ連れていってくれるんですよね!そして、物語の最後とエンドロールには、この曲の日本語版も流れるのですが、実は日本語版もサラ・オレインさんが歌っているんです。英語版も日本語版も同じ歌手さんが担当するって結構珍しいですね。それにしても、日本語版も英語版に劣ることなく美しい~!

 

サラ・オレインさんが歌う「Bring The Snow」 の収録されたアルバム「Cinema Music」も注目です!

 

 

ムーミン一家が体験する初めてのクリスマスが面白い!

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物語は、初めて体験するムーミン一家のクリスマスの様子が描かれているのですが、これが非常に面白い!(ムーミンファンというわけでもないので、ムーミン詳しくない立場で、感想書くのですが、)ムーミンが冬眠するのって意外でした!ムーミンって冬眠しなさそう…と勝手に思っていたからです。冬眠する前に、家族総出で準備をする姿は、とても可愛らしかった。

 

ひょんなことで、冬眠をせず、外の世界にでるムーミンなのですが、そこでは、ムーミンの知らない世界がたくさんあって、その描写が非常に面白かったです。特に、クリスマスを知らないムーミンたちは、クリスマスが何なのか全くわかりません。「クリスマスが、もうすぐ来る」という表現を聞き、「クリスマスという人がもうすぐ来る」と勘違い。クリスマスさんの来訪のために、準備に明け暮れるんですね。冬眠どころではなくなってしまいました…。

 

準備の中で、たくさんのトラブルなども発生したりするのですが、北欧の冬ならではのストーリーが多かったなと思います。厳しい冬を耐え忍ぶということ、逆に冬を楽しむということ、太陽の訪れを待ち望むこと、夏の恵みに感謝すること、自然や動物たちと共存することなど、北欧フィンランド出身のトーベ・ヤンソンさんだからこそ作ることができた作品の世界観を感じることができます。ムーミンって子供向けなのかなと思いきや、意外に大人向けの作品なのかな~と思うぐらい深さがある作品でした。

 

 

まとめ

 

世界で愛され続ける北欧を代表するキャラクター、ムーミン。そんなムーミンが愛される理由が少しわかるような気がするホンワカ心温める作品でした。

 

 

それほど、ムーミンのファンというわけではなかったのですが、愛着がわいてきました。ムーミンたちの焼き目が付けられる2枚焼きホットサンドプレート、家にあったら絶対盛り上がるじゃん!このプレートで焼いたホットサンド食べたいな。

 

ムーミンのエコバックも可愛いな~!

 

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